捨て子養育院



15世紀メディチ家のコジモが中心となって、建てた孤児院で、ドゥオーモと並びブルネッレスキの代表作品として有名。 メディチ家のコジモ1世と絹織物組合が中心となって、ここをつくることになったというが、 この頃からもう慈善事業があったということ自体、驚きで当時の文化の深さを感じる。 ヨーロッパで最古の孤児院だ。
外壁のアーチには”産着に包まれた赤ん坊”をかたちどった白と水色のメダイヨンが飾られている。 ブルネッレスキが設計した最も美しい建物ともいわれているが、 赤ん坊を置いていく母親が、誰にも顔をみられることないように、回転台を設けていた。 今はこの建物絵画館になっていて、中ではボッティチェリの「聖母子」やギルランダイオ・フィリッポリッピ の作品をみることができる。 養育院の前は、サンティッシュ・アヌンツィアータとよばれる広場になっていて、 地元の人や旅行客が思い思いに座ってくつろいでいる。 また、北側には”受胎告知教会”がある。 この正面壁画もすばらしい!。