サンタ・クローチェ教会 「聖フランチェスコの死」ジョット作
14世紀から19世紀まで、500年もかけて建てられたフランシスコ会の教会。 内部は質素がモットーのフランシスコ会らしいつくりでとても 簡素な雰囲気だけど、その場に立つとなんともいえない荘厳な空気に包まれる。 ここではドナテッロの「受胎告知」 やジョットの壁画「聖痕を受ける聖フランチェスコ」「洗礼者ヨハネの生涯」 をみることができる。 また、この教会には多くのフィレンツェ市民や名家が埋葬されている。 ガリレオ・ガリレイ、マキャベリ、ミケランジェロ、ロッシーニといった人々もここに眠っているのだ。
ガリレオもここに眠っている
カルチョ・ストリコ
毎年6月、ここサンタ・クローチェ教会前の広場では古代のサッカー、カルチョ・ストリコ が行われる。 訪れたのは6月23日、ちょうど前日で教会前ではあわただしく観客席が設置されているところだった。 カルチョ・ストリコとはサッカーとラグビーを混合したような 競技で、毎年6月24日と前後の日曜日の3回行われる。15世紀ごろ始まったとされているが、 当日は、試合の前に選手の後に続いて、下の写真のような中世の衣装を着た市民が街中をパレード 、雰囲気を盛り上げる。 選手のユニフォームも中世そのままで、観客は15000人にものぼり、 この日はフィレンツェ市民がみんなここへと集まってきてしまう。 ところで、賞品は今でも昔のままで、牛1頭。