ルーブル美術館の交差点を北に上がっていくと、正面つき当たりに風情あふれる
建物が・・・。大理石とブロンズが惜しげなく使われていて。 ここが、世界3大オペラ座の、パリ・オペラ座。(残りはウィーンオペラ座とミラノのスカラ座。)
ナポレオン3世の統治下、設計はコンクール方式で行われ、170人の中から選ばれたのは、当時 35歳のシャルル・ガルニエの作品だった。 その名をとって、 ”オペラ・ガルニエ”と呼ばれている。 幅125メートル、奥73メートル、高さ30メートルのホール中央は、色大理石の階段でできていて、 中の舞台は450人が踊れる。 大理石とブロンズでとても豪華で外観ももちろんだけど、中のすごさも想像以上。 客席は赤と金を基調とした5層からなっていて、ここから、ドレスに身を包み双眼鏡で オペラを鑑賞した昔の貴婦人の姿が目に浮かぶ。 1989年、バスティーユ広場に新オペラ座が設立され、ここは、旧オペラ座とも呼ばれるようになった。 今はバレエが中心だが、 パリらしい雰囲気なら、断然ここがお勧め。 公演のない日は30フランで内部見学ができる。 必見は、 シャガールの天井画”夢の花束”。20世紀後半に描かれた。 オペラ座にふさわしい、華のあるきらびやかな、そしてどこか悲しげな絵だ。 ガストン・ルルー作の「オペラ座の怪人」もこの地下貯水地を舞台にしている。 |
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