ルーブル美術館でお気に入りの絵。絵をクリックすると、画家とその絵の説明がでます。 |
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『グランド・オダリスク』
アングル 1814年
期待はして行ったが、こんなに素晴らしいとは・・・。 私はルーブル一押しの絵。 オダリスクとは、トルコの後宮に仕えた女官のことで、全体からかもし出される東洋的なエキゾチックな
雰囲気に吸い込まれてしまう。
アングルは、デッサンか色彩かの葛藤ではっきりとデッサン重視に徹した画家。 女性の胴を長く描くことで、線の美しさを大切にしたという。 カーテンの青がなんともいえず魅力的で、しばらくその場を離れられなかった。
『6人の天使に囲まれる荘厳の聖母』
チマブーエ 1270年
後にイタリアで活躍しルネッサンスの先駆けとなった画家、ジョットの師。 ビザンチン様式で描かれた、聖母マリアが今は新鮮にうつる。
『ナポレオンの戴冠』
ダビット 1806年
ジャック・ルイ・ダビットが本名。 フランス革命時にナポレオンの宮廷画家として活躍した。 1804年12月2日、ヴァチカンから法王を呼んでの戴冠式の様子を描いた。
ナポレオンはローマ志向が強かったが、その意向も十分に取り入れた作品といえる。 ルーブルでは、『カナの饗宴』に次いで2番目に大きな絵。
『美しき女庭師』
ラファエロ
モナリザを目指して歩いていると、見過ごしてしまいそうなくらい、 他の作品とともに廊下にさりげなく飾られている。
庭師の姿で座っているのがマリアで、イエスにそっと手を差し伸べている。 右にすわっているのが聖ヨハネで、イエスに十字架を与えている。
『モナ・リザ』
レオナルド・ダ・ヴィンチ 1503年
あまりに有名なルーブルの至宝。 ”この絵あってのルーブル”ともいえるほどの人気で、 皆この絵をめざして歩くといっても過言ではない。 モナ・リザの前から、行列ができて、絵の前は押すな押すなのひとだかりだった。
モデルが誰なのか今もって謎のままだが、 独身のダ・ヴィンチは死ぬまでこの絵を離さなかったという。
『ミロのヴィーナス』
紀元前100年
シュリー館の通路のような場所に、何気なくたたずんでるのが、 かの有名な”ミロのヴィーナス”。 前からも後ろからも見ることができる。 メロス島の出土。
とても背の高いイメージをもっていたが、台をあわせても高さ2メートル、思ったより小柄なのに驚いた。
世界の女神とのご対面に皆、興奮気味で、なかなかその場を離れない。
『民衆を導く自由の女神』
ドラクロワ
『聖母戴冠』
フラ・アンジェリコ 1430年
絵を上下2つに分けて、上に聖母マリア、下に聖人の生涯を描いている。 聖人の生涯とは、本の奇跡の物語で、 ドメニコが書いた信仰の本は、火をつけても燃えなかったという、エピソードに基づいている。
『アルジェの女たち』
ドラクロワ 1834年
画家がモロッコに旅した途中のアルジェでの様子を描いた。 色が鮮やかなのに深く、奥行きを感じる。
『サモトラケのニケ』
紀元前190年
ギリシャのサモトラケ島で出土したので、この名がついた。 ニケとは、勝利の意味。ロードス島での海戦の勝利を祝ってつくられたとされる。 高さ3メートル。顔の部分ななくなっている。
『サン・ロマーノの合戦』
パウロ・ウッチロ 1455年
線による遠近法が確立された頃の作品。 フィレンツェの隊長、ミッケレット・ダ・コティニョーラが勝利した様子を描いている。
『サルダナパールの死』
ドラクロワ
バイロンの詩「サルダナパールの伝説をもとに描かれた。 アッシリア王のサルダナパールが敵に攻められ、迫りくる死を前に、 悠然とベッドに横たわり、美女や愛馬を部下に殺させ、その様子を見ている。
ドラクロワはロマン派の画家、人間の感情をより表現しようとした。 見方によってはグロテスクだけど、激しい情景なのに、絵から伝わるのは何故か 静かな時の流れ。
ナポレオン3世の居室
ナポレオン3世の居室
マリー・ド・メディシスの生涯を描いた連作の一部。
ルーベンス