鏡の間



完成時、ヨーロッパ全土にその様子は伝えられ、みな驚きと感動をもって賞賛したといわれている。
長さ73m、幅10m、天井までの高さが12mの広さのこの部屋は、マンサールの設計で、 578枚の鏡からできていて、 公式祭事や舞踏会の場として使われた。ヴェルサイユ条約もここで調印されている。
天井から下がるボヘミアングラスのシャンデリアにともるろうそくの数も、 半端じゃない。 この時代、ろうそくをいくつ使うかによって、その豪華さを競ったなんていう話も 残っている。 夕陽が差し込んで、鏡が輝き、シャンデリアがきらきらと輝く・・・。
この部屋で繰り広げられた式典が、どんなに豪華な様子だったか、 しばらく浸って感じてみたかったが、 とにかく観光客が多くて、人の流れにのって歩くのが精一杯で、 おもむきという点では、ちょっとがっかり!。 中央天井画はルイ14世をたたえたもの。


王室礼拝堂
 
ヘラクレスの間
入ってすぐの階段をのぼると、王室礼拝堂。 ルイ9世に捧げたもので、1710年に完成した。ルイ16世とマリー・アントワネット の結婚式もここでおこなわれた。 天井には、「キリストの復活」の絵もあるので、ぜひ見てきて。  

音楽会や舞踏会、大使接遇などがここで行われた。壁画はヴェロネ−ゼ作の「エリエゼルとレヴェッカ」。天井がギリシャ神話のヘラクレスのフレスコ画になっている。一番広い部屋。



アポロンの間
 
王妃の間
 
マルスの間

王座の間とも呼ばれ、夜会時にはダンスの間にもなった。肖像画はルイ14世。

  ルイ16世の妃マリー・アントワネットが使ってた部屋。   はじめは衛兵たちの間だったが、後に、正殿で行われる夜会時の音楽の間になった。


庭園風景