さて、街歩き

今回は11月ということもあって、雨の日が多かった。 風情はあるけど、やっぱり傘が邪魔、動きも悪くなる。 壁一面が ポルトガル特有のブルーのタイル(アズレージョと呼ばれている)の建物によく出会う。 教会や中央駅(サン・ベント駅)も素晴らしいアズレージョで飾られている。 ここは、一見の価値ありだ。
商人の街らしく、活気に満ちているが、大航海時代の先駆者エンリケ王子もここポルトの市民だったという。 ポルトでの食事は日本人にぴったり!。 ポルトガルから日本に入ってきたものはたくさんある。そのことを再認識させられるのが、 食事の時。 イワシの塩焼き、タコのオリーブ煮、干しだらのスープと、、まるで日本にいるかのような 品々に会えるから、食事の心配はなんにもいらない。 味だって、本当においしい。 ただ、ひとつ好き嫌いがあるかも。私も苦手。
ポルトは臓物料理の有名なところ、ガイドさんの話によると 「大航海時代や、リスボンが周辺国から攻められて戦う時、 ポルトの市民は船出していく人や、軍隊に街中の牛肉のいいところを送り、自分たちは内臓を 食べて飢えをしのいだ」という。 「ポルト市民は商人が多く、自分たちが戦いに参加しない分、そうやって国の繁栄を支えてきた」というのだ。 そんなことから、ポルト市民は別名「トリペイロ」(内臓をたべる人)と呼ばれてもいる。 もちろん誉め言葉として。 旅の間、何度かレストランで内臓料理に挑戦したが、ポルトのものは煮込みが多く、 もともと苦手なので、匂いがなじめなかった。


アルマス聖堂 サンタ・カタリーナ通りにある。 アズレージョが素晴らしい。

サン・ベント駅

  

駅構内の壁画に描かれたアズレージョも必見。 「ジョアン1世の入城」や、「セウタの攻略」といった歴史ものが描かれている。


サンタ・カタリーナ通り

一番の目抜き通り。 ブランド品やポルトガル名産の革製品のお店が並んでいる。 歩道では焼き栗を売っていたり、アールデコ調のオシャレなカフェも。

サン・フランシスコ聖堂

  
1383年に建てられたサン・フランシスコ聖堂、中に入ると金を塗った彫刻に圧倒される。 ターリャ・ドーラドといわれるもので、 木彫りの彫刻に金泥をぬってある。 中でも写真一番上のキリストの家系を描いた”ジェセの家系樹”が有名。