カンポ広場
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パリオ
中世から続く競馬競技。 ローマ時代の軍事訓練が起源とされている。
この日はカンポ広場に土を運び入れて、即席の競馬場をつくり、 裸馬に乗って広場を3周する。あっというまの、90秒ほどの
ドラマだがシエナ市民は沸き返る。 7月2日と8月16日の夕方にスタートする。 |
ドゥオーモ
シエナのドゥオーモはイタリアゴシックを代表する建築として有名なもの。9世紀に建てられたが、13世紀に なって大改築している。 当時ライバルだったフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フォーレ大聖堂に、負けないもの、というより、 どうしても勝ちたい!と当時計画では世界一のドゥオーモ建設を計画していた。 鐘楼は13世紀のもの。ロマネスク様式で上にいくほど、窓の数が多くなっている。 大聖堂はこのあたりで採れる大理石をつかっているので、白と緑(光によっては黒)が特徴で、 陽射しの中でとりわけ明るく見えた。 聖堂の中に入ると、床には56もの宗教場面 が描かれているが、 それはもう、聖書そのもの。昔はみなが文字を読めたわけではないので、 こういった絵でキリストの教えを学んだという。 改築ではハザードを90度方向転換し、つくりかえようとした。 が、14世紀のペストで街は衰退し、結局は未完のドゥーモとして今に至っている。 このドゥーモがどれだけシエナ市民の心のよりどころだったか・・・・。を 示す話がある。 1260年の通称モンタペルティの戦い・フィレンツェとの戦いは、 戦力としては圧倒的に不利なシエナだったが、 翌日、相手の一瞬の不意をついて、不利な戦局をくつがえし、 見事な勝利をおさめた。 マリアが守ってくれたと、街じゅうが沸き立ったと記録がある。 右斜上の写真は、ドゥオーモ広場の横の建物にあるガラス窓。 ここには、ドゥーモのハザードが逆向きで映る。 ちょっと変わった見学のスポット。 |