聖年の扉

いつもはこんな風に閉まっている
 
ミレニアムに開いた聖年の扉


表から見た聖年の扉

大聖堂には、正面に5つのブロンズ製の扉がある。
今年、聖年の年に開いた、”聖年の扉”別名ポルタ・サンタは、向かって 一番右の扉。1950年にヴィーコ・コンソルティが作った。 今回は人の波に続いて入場したら、結果この聖年の扉から入ることになってしまい、 後から分かったという感じ。
聖年の年に、教皇の手によって開けられ、1年が終わると次に開けられるまで、ずっと閉じたままになる。 ミレニアムにヴァチカンに行けたことに、感謝した瞬間だった。
上の写真左は、去年行った時に、大聖堂内部から撮ったもので閉まっている。右の今年の開いている様子と比べるとよくわかる。上部には鍵をもったペテロが描かれている。

右から2番目は、”秘跡の扉”ヴェナンツィオ・クロチェッティの作。 中央の扉は、コンスタンティヌス帝が建てた旧大聖堂のために、1445年フィレンツェの、アントニオ・アヴェッリーノが制作したもの。6つの大きなパネルからなっていて、 それぞれ、「救世主」「聖母マリア」「聖パウロ」「聖ペテロ」 と、下2つは彼らの殉教の様子が描かれている。
その次の扉は、”善と悪の扉”ヴァチカンの公会議など、ヴァチカンでの様子がかかれている。 一番左は、ジャコモ・マンズーが作った”死の扉”。 人のさまざまな死に方がかかれている。