ホーエンザルツブルク城

写真上部の白い建物がそれ。

大司教の居城として、1077年に創建されてから約600年、 増改築が繰り返され17世紀に完成した。 中欧にある城塞の中では、最大のものらしく、また、難攻不落の城だったといわれている。
中世にオスマントルコ軍に攻められた時も、この城で闘った。約1000年もの間、 一度も占領されたことがないというから、難攻というのも頷ける。


興味深い話が残っている。 敵に包囲され、食糧攻めにあった時、残った1頭の牛を砦の見える所に置いて、 その牛の色を日によって赤、茶、白と塗り替え、さも たくさんの食糧があるように思わせたと。 敵は、まだたくさんの食糧があると思い、包囲をといたという。
ここから、この城を別名、「牛洗いの城」とも呼ぶ。


今は、白亜の城となり、メンヒスブルクの丘から、静かに街を見下ろしている。 中は、博物館になっていて見学もできるし、音楽会も開かれる。
今回見れなかったけど、等身大の12使徒像がある、聖ゲオルグ教会の礼拝堂 や、街の人に時を告げる、機械オルガン「ザルツブルクの雄牛」など、みどころは多い。