モーツァルト



ゲトライテ通りにあるモーツァルトの生家。
1756年ここの4階で生まれ、幼少期をこの家で過ごした。 今は、記念館になっていて、階段を昇って見学する。 彼が、初めて使ったヴァイオリンや、自筆の手紙などを実際に見ることができ、 天才モーツァルトが、急に身近な人になったような感じになる。 また、オペラの舞台装置も展示されていて、じっくり見学できる。 ザルツブルクでは、必ず行く観光ルートだけど、1度は見ておきたい場所。
ところで、モーツァルトはその後、6歳でハプスブルク家の女帝 マリア・テレジアの前で演奏をし、賞賛をうける。 この時、ウィーンのシェーンブルン宮殿で転んだモーツァルトを助けて 起こしたのは、あの有名な後にフランス革命に倒れるマリー・アントワネット だった。マリー・アントワネットは、マリア・テレジアの娘だが、 その彼女にモーツァルトは「大きくなったら、お嫁さんにしてあげる」 といったという。
それから、彼は当時の大司教に認めれれ、宮廷音楽家として 活躍するが、その大司教の命令と束縛に絶えられず、ザルツブルク最後の大司教コロレードの時、25歳でこの地を去る。 モーツァルトの話は、それだけで膨大できりがないが、でもとても興味深い。
その後、彼はウィーンに出て、オペラ作家として大成功をおさめるが、 次第に不遇となり、貧困のうちに35歳で短い生涯を閉じた。 モーツァルトにとって、ザルツブルクはいい想い出の地ではなかったらしい。
が、今、彼ぬきでこの街は語れない。 包み紙にモーツァルトの顔が描かれたチョコ菓子「モーツァルト・グーゲルン」 は、ポピュラーだけどやっぱりおみやげベスト1かな。広場にある 元祖のお店で買ったが、美味しかった。
それから、毎年夏の約1月間、(7月末から8月末)ザルツブルク音楽祭が開かれるが、 1920年、はじめモーツァルトを偲んで開催されたもので、その時上演された 「イエーダーマン」は、今もオープニングで上演されている。 現在では、 世界中から20万人を超すファンが集い、チケットの入手や、ホテルの予約は かなり困難 らしいが、いつか、その時にもう1度訪ねてみたいと思う。
この音楽祭を世界的に有名にしたのは、指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン。 街の散歩の途中、カラヤンの家も発見。


モーツァルトのオペラ、「魔笛」に出てくる、鳥さしのパパゲーノの像