スイス衛兵



1505年、ユリウス2世を私的に守るためにできたのがはじまりで、 1527年、神聖ローマ皇帝カール5世が 攻めてきた時、200人のスイス衛兵が命がけで教皇を守ったといわれている。その 結果、ほぼ全員が命をおとしたとも。

そんな経緯から、今もスイス衛兵がヴァチカンを 守っている。兵士は100人ほど。 ヴァチカンの中に住み、厳しい訓練と規律の中で生きている。 彼らは、もちろんカトリック信者で、身長174cm以上で独身、年齢は31歳まで。 スイスで兵役についている若者の中から、優秀な人が選ばれている。
ここで教皇を守ることは、スイスに帰ってからもずっと誇れる、 心の財産になるという。 写真のスイス衛兵が着ている衣装は、ミケランジェロがデザインしたもので、 そのまま受け継がれている。