オルセー美術館




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19世紀と印象派に会うならここが一番
世界3大といわれるルーブル美術館とセーヌ河をはさんで対岸、セーヌ左岸にあるオルセー 美術館はマネやルノワール、ゴッホの作品が多く 19世紀、印象派の殿堂ともいわれる美術館だ。 今も1日15000人から20000人と訪れる人も多く、ルーブルと人気を2分している。 絵画、彫刻他所蔵20000点。規模ではルーブルに劣るけど、こじんまりと有名な絵を じっくりと見れるという点で、多くの人と同じく、 私もこちらが好き。

ここは、正確にいうとフランス2月革命が起きた1848年から 第1次世界大戦が始まる1914年までの作品が展示されていて、 19世紀そのものを満喫できてしまう。 中に入ると不思議な感じを受けるのは、 ここがもと駅だったからだろうか?



駅から美術館に変身
19世紀初めに最高裁として建てられたが、1900年のパリ万博のとき、 オルレアン鉄道の終着駅(オルセー駅)となる。 その後、40年ほど駅舎としての役割を果たしてきたが、 プラットホームの長さが近代化した鉄道の長さに合わなくなり、 そのまま廃墟になっていたという。 取壊し案やホテルにするなどの案が出たが、ここを”美術館にしよう”と発案したのは、 当時のポンピドゥー大統領。後を受け継いだジスカールデスタン大統領によって案は具体化し、 1986年ようやく時の大統領ミッテランによって、完成をむかえたのである。 約50年の時を経て蘇った趣ある建物と、中で出会う印象派の絵画に 魅せられてしまうのも無理ない。 1階は駅の雰囲気そのままに、プラットホームがここにあったことを 彷彿とさせている。大きな時計もそのままだ。