テージョ川のほとりに開けたポルトガルの首都。
13世紀ごろに、学問の街といわれるコインブラから首都が移って以来700年、ずっとポルトガルの歴史を支えてきた。今から250年ほど前のリスボン大地震では、30000人もの犠牲者を出し、街も大部分を焼失する不幸に見舞われたがその後、復興に力を注ぎ落ち着いた街並みを復元させた。
この時指揮官となったのがボンバル将軍、リベルターデ通りにはかれの銅像が建ち、街の中心になっている。この通りはパリのシャンゼリゼ通りをまねたというから、そう思ってみてみるとまた新しい発見があるかも。

隣国スペインに先駆けて、15世紀バスコ・ダ・ガマの航海から始まった大航海時代。
17世紀頃まで、東方の金や香辛料はほとんどがこの港に集まったというくらい、商業の中心だったのがこのリスボンの港だ。
ポリトガルの黄金時代をつくりあげた。

さて、リスボンは別名”7つの丘の街”と呼ばれるくらい坂が多く、狭い坂道を路面電車や
ケーブルカーが走るのをよく見かける。

イタリアやフランスのようなブランドショッピングとは縁遠い街だけど、
人々の気持ちは暖かい。タクシーを拾おうとしていたら、人なつこい表情の学生さんたちが
私たちの困っている様子をみつけて声をかけてくれた。
日本のように手をあげたらタクシーが止まってくれる、というわけではないらしい。
ついつい、いつもの癖が出てしまう私たちに、近くのホテルを指差し、そこなら簡単にタクシーに乗れると教えてくれた。お互い片言の英語だけど、そんな親切にとっても感動した。

リスボンは大きく新中心街のリベルターデ大通り(今回のホテルもこの辺、中央に建つ
ボンバル侯爵広場が有名)旧中心街のバイシャ地区(リスボンの商業地区、テージョ川に近いので土地が低い)バイロ・アルト地区(ファド・レストランなどが多い)アルファマ地区(サンジョルジェ城が目玉)ベレン地区にわけられる。
今回はベレン地区を中心に紹介します。




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